急性のタイプ
【治療法】
まずは抗生物質を使った治療
急性の症状が軽い場合は、一般的に抗生物質を使った治療が行われます。症状は2〜3日でおさまることがほとんどですが、完治したわけではありません。まだ耳の中には病原菌が残っていていることがあるので、2週間ぐらいは通院を続けるようにしましょう。
一時的に症状がおさまったからといって放置しておくと、滲出性中耳炎に移行してしまうケースがあるので注意が必要です。
また、これまでは抗生物質を使った治療が主流だったのですが、最近では抗生物質を使わない治療法も出てきています。抗生物質を使いすぎると、薬が効かない細菌(薬剤耐性菌)が増えてしまうと北欧やオランダが提唱しているためです。
それを受けて日本でも2006年に『小児急性中耳炎診療ガイドライン』を発表し、環境を整えています。ただ、それぞれの病院で治療方針が違ったり、ガイドライン通りに対応できないケースがあったりするので、抗生物質を使った治療を選択することもあります。
毎日のケアが治療には欠かせない
耳の中から膿が出ている場合は、毎日病院へ通院してキレイにしてもらう必要があります。耳の膿をそのまま放っておくと、耳の中が炎症を起こしたり、薬が効きにくくなったりします。
ただし、赤ちゃんの耳から膿がたれてきたからといって、お母さんが耳の奥まで掃除しようとするのは危険なので、絶対にやめておきましょう。耳をキレイにするどころか炎症がひどくなったり、最悪の場合、鼓膜を傷つけてしまったりすることがあります。家にいるときは、綿棒やタオルなどを使って、耳の外にたれてきた膿をふき取るだけで結構です。
症状が重度の場合は、薬による治療だけではなく、手術を行って膿を取り除いてやる必要があります。詳しくは『急性の手術』をご覧ください。
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