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中耳炎 (専門のお医者さんが語るQ&A)
難聴と慢性中耳炎―診断から手術適応まで
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慢性のタイプ
【手術について】

手術を行える条件を整える

慢性の手術を行うためには、少なくとも3ヶ月ほど耳だれが泊まっていることが条件になります。

そうして炎症がおさまり耳管の機能が回復してから、やっと手術にふみきることができるのです。条件が整わないうちに手術を行ってしまうと、また中耳炎の症状が再発し、鼓膜に穴が開いてしまいます。

鼓室形成術で聴力を回復させる

慢性の手術では、鼓室形成術と呼ばれる手術法を行います。患者さんの軟骨の一部や人工の骨を使って、鼓膜の振動がよく伝わるようにします。

鼓室形成術を行うと聴力の回復が期待できますが、回復具合は患者さんによって異なります。慢性の症状が発覚してから早い段階で治療すれば、聴力の回復もそれだけ見込ますが、症状が悪化している場合は、思ったような効果が得られないこともあります。

手術の主なリスク

鼓室形成術のリスクは、患者さんの症状の程度や手術の時期、種類によって異なってきますので一概には言えません。こちらでは代表的なリスクを紹介していますので、ひとつの参考にしてください。

また鼓膜に穴があく

手術によって鼓膜の穴を閉じても、また穴があいてしまうことがごくまれにあります。

顔面神経マヒ

鼓室の近くには顔面の神経が通っているので、手術の際にその神経に傷がつき、耳と同じ側の顔半分がマヒしてしまうことがあります。ただし起こる確率は1%以下だと言われています。

難聴

手術の後、耳の聞こえが悪化することがあります。手術の際に、音を伝える働きがある真珠腫を取りのぞいたり、耳小骨の一時的に取り外したりすることが原因だと考えられます。

めまい

手術中や手術の後に、激しいめまいが起こることがあります。平衡感覚をコントロールしている三半規管が鼓室の隣にあり、手術によって三半規管を覆っている骨が傷つくことが原因だと考えられます。。

耳鳴り

手術前に耳鳴りがない場合でも、手術後に耳鳴りが起こることがあります。ただ耳鳴りを引き起こす詳しい原因は分かっていないのが現状です。

味覚障害

鼓室の近くには味覚を感じている神経の一部がはしっており、それが手術によってダメージを受けると一時的に味覚障害を伴うことがあります。ただ味覚障害といっても味をまったく感じなくなるわけではなく、数ヶ月もすれば回復することがほとんどです。

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